患者見殺し医療改革のペテン「年金崩壊」の次は「医療崩壊」 (ペーパーバックス)



患者見殺し医療改革のペテン「年金崩壊」の次は「医療崩壊」 (ペーパーバックス)
患者見殺し医療改革のペテン「年金崩壊」の次は「医療崩壊」 (ペーパーバックス)

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光文社ペーパーブックなのに
 新書のなかでも光文社は面白い。あたりはずれが大きいのだ。光文社ペーパーブックはその中でも非常に扇情的で偏った本が多くしかも厄介なことに面白いのである。
 しかし本書はかなりまっとうで良心的な内容だ。医療改革の主な問題、医療で改善されるべき点はその通りであり、本書で医療問題については一通り学べると言い切って過言ではない。(因みに私も著者も医者である)特に強調したいのは日本の医療の問題は高価なことではなく、医療教育がずさんで程度が低いことによる医療者のレベルの低さである点だ。(これは同じ教科書でもハリソンと日本の内科教科書を比べれば明らか)おまけに本書のいい所は、アメリカを徒に褒めないこととジニ係数等社会の全体を視野に入れた分析である。基本的に医者はインテリジェンシーと視野について程度の低い人が多く、医者の書いた本は稚拙な本が多いが本書はその点で十分に及第点。
 ただし、外科医が内科医を馬鹿にするという件はよくない。外科は手術できる全身状態の良い患者を扱っており、本当に修羅場を見ているのは内科だ。くれぐれも読者は内科医や皮膚科医を馬鹿にすることの無いように気をつけて欲しい。

今後が不安です。
夫の仕事で渡米しましたが、運悪く当地で頭痛がひどくなり、救急病院を受診しました。そこでは、私の加入している保険をまずチェックし、私の支払能力をまず確認されました。

その後、診察となりましたが、脳のCTやMRIを撮ったことがあるかなどをしつこく聞かれた挙句、「日本では検診で脳のMRIが撮れるのか?」と驚いていました。

そんなことより早く検査して、頭痛をどうにかしてほしかったのですが・・・・

後から分かったことなのですが、MRIを撮るだけでも数十万、救急車など呼ぼうものならさらに数十万取られるようです。

やはり日本の医療は安心です。

著者の言うようにアメリカ化して医療崩壊していくのは我慢できません。

日本の医師は著者のようにもっと発言して、日本の医療の良さを伝えていくべきではないでしょうか?

著者の次作に期待したいです。


医療崩壊への警告
私は現役の医師ですが、勤務医を辞めて開業準備をしています。
医療現場は崩壊がすで始まっていて、著者が報告するようなアメリカ型の医療訴訟が頻発してくるでしょう。

自分の身を守るためにも、早く馬鹿げた医療現場から立ち去りたいと常々思っていました。

その矢先に、奈良の産婦人科の事件が大々的に誤報道され、もはや医療はマスコミの餌食と成り果ててしまいました。

貧富の差がそのまま医療にも反映されるときが、迫っているようです。

著者はこれを2年以上前から警告していたことに、先見の明を感じます。

最後は、一般読者向けにソフトランディングさせた感がありますが、全体として大変整った著作だと思います。

勤務医の皆さんも、これからの身の振り方をよくよく考えてください。

医療崩壊
最初の出だしがとっても衝撃でした。

アメリカの要望どおりに日本の医療もなっていくのでしょうか?

健康保険料も高いのに、医療が受けられなくなるなんてかなりショックです。

2年前に書かれた預言書のようですね。



今の日本の専門家たちは「超・未熟」
 何故日本の今の専門家は未熟かと言うと、結果を出せないのに(いつまでも)専門家ヅラしているからである(とても「専門家」とはいえない。甘やかされて育っている)。幾ら努力しても結果を出せないのならサッサと専門家という看板を降ろすべき(若しくはメンバー・チェンジ)だ(これは往々にして言える。「肩書きは立派だが中身(結果)が伴っていない・・・)。
 これは今の日本のあらゆる組織・社会に当てはまるようです。ちょうど子供の図体は大きくなったが中身は子供のままというように。「イザ!!」という時結果を出せるのが大人(専門家)のはずだが・・・
 つまりここに書かれてあるのは「いかに日本という国の医療全般が”(本来持つべき)目的”を見失い(患者を治すという目的が、いかに報酬を得るかという目的に取って代わられ)、故に誤った制度へと変えられていき(故に未熟な医者が増える…または野放し…結果を生み、信用を失っていく・・・」ということ。崩壊するのは「一部」ではなく「全て」ということ。医療技術のみならず技術以外の手続きなど制度まで含み、医療全体に対する”信頼”そのものが崩壊する・・・と。
 【日本の医療は既に曲がり角に来ています(というか,もうとっくに通り過ぎて犠牲者続出)。この副題にもあるとおり「あなたも病院へ行けなくなる」ですが、「金が掛かるからいけなくなる」という意味ともう一つ「何をされるか分からない恐怖で行けなくなる」という意味も含まれます。】
 この本はかなりイイ線行ってると思いますよ。タダ「アメリカが悪い」と言うのは、見方を変えると「日本が間抜け」とも言えます。これは相対的なものですから、一概にアメリカを悪く言うのはドーダロ?(本当に賢い人は、駄目なものを勧められても断ればイイのだから・・・勧めた奴が悪い?断らなかった奴が悪い?)
 それはさておき、総体的に言うと、アメリカで使えなくなったものが世間知らずの日本へドンドン押し寄せてきているのは事実みたい。それを選別出来るか出来ないか・・・ま、今の状態では出来ネーだろうナァ・・・アメリカ人は(と、ヒトククリにしたくないが)「隙を見せた奴が悪い」だから、日本はアメリカより賢くならなければいけない。でも今の状態見るとちょっと無理だろうナァ・・・なんか悲観してばっか・・・とにかく医療制度の根幹は・・・簡単に言うと「医療費負担が増えていく」で「では負担を軽くするいい方法は?」で、つまり「医療費が安すぎるからちょっとした怪我でも救急車呼んだり、大そうな治療してもらいたがったり、すぐ入院したいと言ってみたり・・・何でもいいからクスリくれ」になるんでしょ。根本は「安いと安いなりの弊害が出てくる」でしょ。だから医療費負担が増えるのも悪い事ばかりではない。高いと皆慎重に考えるようになる。高い金払うようになれば皆も医師のちょっとしたミスにもズカズカ文句言うようになる。費用負担が増えればそれだけ皆の監視の目も厳しくなる。ま、そんなこんなで、本の最後のほうに著者の言葉があるので・・・「私が脳神経外科になったのは・・・」はイイですね。気持ち分かります。あと「慢性病などに対しては・・・西洋医学的な対症療法では・・・」という件も最近よく言われてきましたよね。各方面からこのような声が出始めてる。この事については私も色々読みましたからよく分かります。医療の世界は色々な利害が絡んで、つまりオイシイ業界だから、そのパイ(病人)を巡って本来「患者を治すのが治療」なのに、気が付いたら「治療行為」と言いつつ実は副作用や後遺症を作り、それまで病気扱いして「治療する。」と言い、何か「自作自演」のような事になっている。「火事だぁ!!」と叫んで火を消して、その人を表彰したら実は放火したのはそいつだった・・・みたいな話。多くの製薬会社や医師たちは治療しているようで実は副作用や後遺症をも数多く生み出している(本人達は治療してる「つもり」)・・・その副作用や後遺症までも病気のせいにしているようだ。これでは病気もタマッタものではない。「オイオイ、それは俺のせいじゃネェよ(副作用だよ)。」って。
 あと面白かったのは、(治療方法について)「アンチ・・・」と、そうでないものとの比較。症状を押え付けるものと、押え付けるのとは逆にするものとがあり、古来の方法は往々にして後者で、それによって症状は緩和され、しかも副作用の心配が殆ど無い、といったものの説明。




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